当院の診療方針
当院に於ける診療理念
診療の基本は、診察です。病状を聞き、それに応じ、視診・触診・聴診・打診などの理学所見をとること、患者さんの状態を医師の視点で評価することです。それを説明し理解を進めながら医療行為に当たることです。それが患者さんの疑問に答えることになります。侵襲的検査にあたっては、己の技術や経験に自信があっても一般論を含めた説明があっての施行が大切です。偶発症などネガティブな話は聞きたくないという方もいますが、それがインフォームドコンセントであり、そこに適正な医療が成立し、信頼と安全が生まれると考えています。
基本方針
◆私たちは、良質な医療を提供するため常に向上心を忘れません。自然の力に対する謙虚さも忘れず、そこで何が出きるかを考え良い地域医療を目指します。
◆医学的根拠に根ざした医療を出きるだけ解りやすく伝え、患者さんに満足してもらえるよう患者さん一人一人に適した治療方針を提示していきます。
◆スタッフ一同は、清潔・安全・安心な医療環境を整えるよう努力します。優しさを忘れず、和をもって繊細かつ誠実な医療サービスを目指します。
◆消化器病専門医・消化器内視鏡専門医の技術と経験を生かし、消化器がんの早期発見・早期治療に尽力します。スクリーニングには、腹部超音波検査と上下部消化管内視鏡検査で対応します。
◆健康と病気の状態は、完全に二分できるものでは無く連続したものです。未病の状態からのアクションを起こせるよう健康診断および生活習慣病対策にも力を注ぎます。
診療時間
診 療 時 間 |
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火 |
水 |
木 |
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8:45~12:15 |
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14:00~18:00 |
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★…8:45~12:45
休診日/水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
院内・診療設備など
医院形態は,無床診療所です。薬局は,院外薬局です。
<主な院内設備>
○電子カルテおよび画像サーバーシステム(フィルムレスです、紹介時にはプリント・アウト対応可能)。
○エックス線一般撮影装置(富士CRシステム)。※当院には、透視設備は有りません。
○上・下部内視鏡装置
内視鏡装置(心臓部に当たるビデオシステムセンターと高輝度光源装置)を更新しました。
従来通りのハイビジョン仕様の上下部内視鏡と経鼻内視鏡に加え、下部内視鏡には拡大内視鏡を追加しました。ビデオシステムセンターおよび高輝度光源装置には、最新のオリンパス社の製品を据えました。NBI(狭帯光観察)による拡大内視鏡に対応できるようになりました。同時に経鼻内視鏡の画質向上にもつながりました。
従来通り、外来大腸ポリープ切除手術にも適応のある症例に対応しています(当院では、ポリープ切除時の送気に体に優しい炭酸ガスを使用しています)。
○超音波診断装置(日立メディコEUB-7000HV)。※探触子は,腹部用のみ装備しています。
○その他:尿分析器(試験紙法です。沈渣には対応していません。),全自動血球計数器,パルスオキシメーター,解析機能付心電計,AEDがあります。また,簡単な健診に対応すべく身長・体重・腹囲測定・視力測定および簡易の聴力測定が実施可能です。 |
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特色とする治療方法など
上・下部(胃・大腸)内視鏡検査を行っています。適応範囲内の病変であれば、当院において大 腸ポリープの日帰り手術も可能です。昨今当たり前に使用されるようになった結果、合併症の発生が7倍になったともいわれる静脈麻酔は、安易には使いませ ん。より自然で安心できる内視鏡検査をめざし、内視鏡操作法の工夫や介助者の声掛け、タッチングなどで苦痛を緩和します。薬でコントロールされた分娩よ り、より自然な形での出産を望む妊婦さんが増えていますが、同様の発想です。また、提携病院において、院長出張のうえ施行する上・下部内視鏡手術も行って います。