山本内科医院

内科,胃腸内科,消化器内科
〒739-0041
広島県東広島市西条町寺家3228-2
 

胃の不調な方へ(当院は広島がん医療ネットワークの胃がんスクリーニング検査・フォローアップ治療施設です)

胃内視鏡検査は次のような方に必要です。

(1) 鉄錆のようなにおいがする黒色便を認める方
(2) 胸やけ、胃痛、胃もたれ、食欲不振などの症状のある方
(3) のどの違和感、咳などの症状があり呼吸器内科や耳鼻咽喉科の診察で異常のない方
(4) 貧血の進行や体重減少が急激に進んでいる方
(5) 検診やドックで異常(胃透視やペプシノーゲン法などで)を指摘された方
(6) そのほかでも、上腹部に気になる症状がある方

(無症状でも40歳以上の方は年に一度は検査を受けるのが望ましいでしょう。ただしこの場合は、保険診療ではなく健診の扱いです。)

 

つらくしんどいイメージの胃カメラ検査の払拭を目指します。

 胃を見るために開発されたカメラなので“胃カメラ”という呼称が浸透しておりますが、実際は食道から胃・十二指腸までを観察するので“上部(消化管)内視鏡”と言います。よって、「上部内視鏡検査を受けてください」と言われた場合「胃カメラを受けてください」と同じことと理解してもらえれば結構です。
  さてこの胃カメラ、つらくしんどいイメージですが、いろいろな情報を提供してくれます。がんの確定診断は、組織学的(がんと思われる病変から細胞の塊である組織を採って顕微鏡検査を行う)に診断されることが決定的です。「直接見て触る(組織を採ってくる)」これが内視鏡検査ならではの利点です。
 まず、検査を受ける方が検査の必要性・有用性を理解して頂いたうえで、介助者の声かけやタッチングなどの手当のもと、検査時間を短い時間(5分程度)に抑えかつていねいな内視鏡操作を行い、検査における不快感を軽減します。

 

胃カメラによる精密検査について

 当院では、ハイビジョン対応CCD搭載の高画質なカメラを使用しています。先端部に丸みを持たせた新しいタイプの経口内視鏡で、軟性部外径が8.9mmと細くつくられており、以前のカメラ(オリンパス同社比)より飲みやく工夫されています。鉗子孔も大きく取ってあり、いろいろな処置(止血処置やポリープ切除など)にも対応します。当院の内視鏡検査においては介助法とカメラ操作に工夫を凝らし、より安全で精密な検査を心掛けています。精密検査においての粘膜の詳細な観察は非常に重要な要件であり、ハイビジョン対応の高画質CCDカメラがおおいに役立ちます。
 内視鏡を実際に飲んでいる時間(検査時間)は、5分程度です(組織を採取する処置などが加われば多少延長があります)。

 

経鼻内視鏡検査について

 スクリーニング(ひろいあげ)検査に用います。軟性部外径5.2mmの極細径の内視鏡です。鼻の孔から挿入します。吐き気のもととなる舌根部への刺激、すなわちカメラの咽への接触が少なくなるため、飲み込み安さに関して通常の口からの内視鏡より優位とされます。しかしながら、鼻腔の狭い方、アレルギー性鼻炎など鼻の病気をお持ちで鼻の通りの悪い方にはつらい場合もあります。またカメラが細いがゆえ、先端に装備されているライトやCCDカメラは、通常の内視鏡より画質(解像度や明るさ)が劣り、せっかくのハイビジョン装置の性能を100%発揮するのは難しいと感じています。粘膜の精密な評価には通常の内視鏡検査には及ばないと感じています。もちろん、必要に応じて色素散布(粘膜の凸凹を際立たせ観察しやすくするために染料を撒く)をするとか、観察時間を多少延長するなどの工夫で極力欠点を補います。

 

胃カメラでは、次のような病気の診断をします。

 食道静脈瘤・食道がん・逆流性食道炎・胃静脈瘤・マロリーワイス症候群・急性胃炎・慢性胃炎・萎縮性胃炎・胃ピロリ菌感染症・胃潰瘍・胃がん・十二指腸潰瘍ほか。

  胃に目に見える異常がなくとも胃が痛むなどの症状を呈することがありますが、これを診断する上でも胃カメラは欠かせません。なぜなら、胃にほかの病気が存在しないことが診断の前提となるからです。