山本内科医院

内科,胃腸内科,消化器内科
〒739-0041
広島県東広島市西条町寺家3228-2
 

不都合な話(5)

不都合な話(5)

 以前、麻薬を売りたい(?)製薬会社が、「患者さんは我慢しなくていいんです」を標語にテレビなどで宣伝を打っていたが、最近は聞かない。薬屋に言われんでも「癌性疼痛」に苦しむ患者さんを何とかしたいのは医師の心情だ。ただ実際には、「なんでもかんでもといかない」ところがつらいのだ。人の子である医師は、当然心の中で担当している患者さんの苦悩に心を痛めている(PTSDを抱える医師も多いと思う)。
 昨今、頑張ることがあたかも無能な行為であるかのごとき風潮もあるが、「子供を産むのは大変なこと」である。その「生みの苦しみ」から学ぶこと、育まれる感情もあることを忘れてはならない。
 医師は、目先の利益より総体としての利益を患者に提示しなければいけない。時には、厳しく患者さんを指導しなくてはいけない。時には嫌われるのも医師の仕事である。
 「内視鏡もしています」のスタンスで仕事はしていない。「内視鏡をするべく」開業したのである。勤務医のころの印象は、もっとしっかり市井で内視鏡検査をしてもらっていれば…と思ったからである。
 ただ、内視鏡検査が「万能である」と言っているのではないし、診断は「総合的になされる」ものであることは言うまでもない。
 

(つづく)

2017-06-13 19:39:00

院長、セデーションについて語る